ちょっと深い代謝の話
3,消化器系について
消化器系
消化器とは食べた物を消化・吸収するための器官のことです。
消化管と呼ばれるところは、食事が通る場所です。
口(口腔)から肛門までの食物の通路を指します。
消化器官と呼ばれるばれると、食事は通らないのですが、消化に関わる臓器も含まれます。
【臓器】とは「胃」「肝臓」「大腸」のようにそれぞれ一つ一つを指します。
【器官】とは胃・肝臓・大腸などが集まって、同じ「消化」という働きをしている体の部分のことを言います。
病院だと消化器系(消化器科)、呼吸器系(呼吸器科/臓器は肺・気管など)、泌尿器系(泌尿器科/臓器は膀胱・腎臓など)のように、同じ働きの器官ごとに分けられていますよね。
消化管
【消化管】は細かく分けると下記のようになります。
■口腔(こうくう)=くちのこと
■咽頭(いんとう)=のどのこと
■食道(しょくどう)
■胃(い)
■小腸(しょうちょう)
・十二指腸(じゅうにしちょう)
・空腸(くうちょう)
・回腸(かいちょう)
■大腸(だいちょう)
・盲腸(もうちょう)
・結腸(けっちょう)
上行結腸(じょうこうけっちょう)
横行結腸(おうこうけっちょう)
下行結腸(かこうけっちょう)
S状結腸(えすじょうけっちょう)
・直腸(ちょくちょう)
■肛門
小腸と大腸は更に部位で細かく分類されますが、通常はここまで知らなくても大丈夫です。
消化器官
消化器官と呼ぶようになると、食べ物が直接通るわけではないけれども、消化酵素を出すなどして、消化に関わる臓器も含むようになります。
例えば、唾液腺、肝臓、胆嚢、膵臓が加わります。
つまり、
消化器官=消化管+(唾液腺+肝臓+胆嚢+膵臓)
ということです。
■消化器系の各種臓器
口腔
咽頭
食道
食塊を蠕動運動により胃に運ぶだけで、消化・吸収機能はない。食道胃接合部では、下部食道括約筋が安静時に緊張性の収縮状態で胃内容が胃から食道に逆流することを阻止し、食塊が到達するときには反射的に弛緩し、食塊を胃に送る。
胃
胃では蠕動運動と強酸である胃酸・消化酵素ペプシンの働きで、タンパク質がペプチド・ポリペプチドに分解される。鉄は強酸下で還元(Fe3+→Fe2+)される。アルコールはある程度吸収される。胃細胞から分泌された内因子は回腸でのビタミンB12の吸収を促す。胃液は塩酸が含まれているため強酸で、食塊とともに飲み込まれた細菌の大部分を死滅させ、腐敗や発酵を防ぐ。
十二指腸
十二指腸は小腸の一部だが、臨床では上部消化管として扱うことが多い。
十二指腸では、食塊は十二指腸で胆汁、膵液と混合される。十二指腸液、膵液、胆汁はいずれも塩基性で、胃酸による強い酸度を中和する働きがある。食塊は膵液に含まれる消化酵素により、吸収可能な栄養素にまで分解される。
小腸
大腸
肛門
唾液腺
肝臓
胆嚢
膵臓






