ちょっと深い代謝の話
1、代謝とは?
呼吸も、消化も、すべて『代謝』です。
骨を強くする、風邪で熱が出る、こういったこともすべて『代謝』です。
『代謝』とは「生体内で行われる全ての化学反応」のことを言います。
では化学反応とは何でしょう?
化学反応とは「1種類、もしくは2種類以上の物質が反応し、元々の物とは異なる物質を作り出す変化」のことです。
生体は外から酸素を取り込んだり、栄養素を取り込んだりします。
そして取り込んだ酸素や栄養素を元に、体内で化学反応を起こすことによって、生きるため・体を動かすために必要な物質やエネルギーを生み出したり、逆に分解したりします。
このように、外から取り込んだ物質を化学反応を使って変化させることを『代謝』と呼びます。
代謝は大きく2つの側面から見ることが出来ます。
〇物質代謝…物質面から見た場合
〇エネルギー代謝…エネルギー面から見た場合
物質代謝
物質代謝には「異化」と「同化」の2つがあります。
「異化」と「同化」は同時に起こっています。
| 異化 |
【大きい分子の物質を分解してエネルギーを取り出す反応のこと】 例えば、食事から摂取したタンパク質など大きい分子の物質は、小さな分子のアミノ酸に分解される過程で、エネルギーを放出します。人はこの分解で得られたエネルギーを使って体を動かしています。 |
| 同化 |
【エネルギーを吸収して小さい分子の物質が大きい分子の物質を合成する反応のこと】 例えば、タンパク質は体の中でも作られます(生合成)。この時、異化によって生じたエネルギーを吸収して、小さな分子であるアミノ酸分子をつなげて、大きな分子のタンパク質を作ります。 |
エネルギー代謝
| 基礎代謝 |
【生命維持に必要な最低限のエネルギー】 例)寝ているときも心臓や脳など体は動いていますが、この時もエネルギーは生命を維持するために使われています。 |
| 活動代謝 |
【体を動かす時に必要なエネルギー】 例)歩く・話す・料理をする、など体を動かす時には必ずエネルギーが使われます。 |
| 食事誘発性熱代謝 |
【食事をすることによって生じるエネルギー】 例)食事をすると体が温まりますが、食べることで消化器官が働き、エネルギーが使われます。 |
ダイエットに活用!
ダイエットで成功するためには【一日の総エネルギー消費量】が食事によって得られる【一日の総エネルギー摂取量(=摂取カロリー)】より超えていることが重要です。
●痩せる場合
1日の総エネルギー消費量 > 1日の総エネルギー摂取量
●太る場合
1日の総エネルギー消費量 < 1日の総エネルギー摂取量





